夫婦仲を改善する方法 優しい声で話す

どんな声で話しているか

声には感情を揺さぶる作用があります。

「ごめんなさいね」という言葉を発するとしても、それがどんな声質で放たれたか?によって、受け取る側の印象は随分と変わってくるものです。私たちは言葉を「文字」だけでなく「音」として捉えています。そして「音」には、文字にならない生の感情が宿ります。

どんな言葉で伝えるか?も大切ですが、対話においてはどんな「声」で伝えるか?が重要。夫婦関係を改善しようとするなら、まずはあなたが持っているなかでいちばん優しい声で話しかけることを意識してみましょう。

 


言葉を音で聴く

言葉を持たない動物は、仲間とコミュニケーションをとる手段として「音」つまり「鳴き声」を使います。犬やネコを飼ったことのある方はわかると思いますが、言葉はなくても声を聴けば、喜んでいる、怒っている、甘えている、といった彼らの気持ちを察することはできますよね。

動物の声には感情を伝える力があって、それは私たち人間も同じ。声に耳を傾けあうことでお互いの気持ちを察することができます。

ところが私たちは、言葉が持つ意味にばかり囚われて心を映し出している「声」に無頓着になってしまう場合があります。また本当の気持ちを隠して、正反対の言葉を伝えることも少なくありません。

本当はツライのに、大丈夫。と言ったり、怒っているのに怒ってないと言ったり。

言葉の意味と、声に含まれる感情とのミスマッチは、会話のすれ違いやディスコミュニケーションの原因にもなります。

夫や妻の本当の気持ちを理解しようとするなら、言葉をその意味だけでなく、音で聴くことを意識してみます。その声にはどんな感情が宿っているのか?がキャッチできれば、対話に深みが生まれ誤解も少なくなるはずです。

 


優しい声で話す効果

言葉を音で聴くことにチャレンジを始めても、すぐには相手の気持ちをキャッチすることは難しいかもしれません。特に思考的なコミュニケーションに慣れている男性にとっては、ピンとこないことも多いはずです。

そんな時、関係改善に即効性の高いのが、「自分が持っている中でいちばん優しい声」で話すこと。

優しい声で発声することを意識することで自然と言葉にも丸みが出てくるし、受け手に与える印象も随分と変わります。また、反射的に相手を責めたり、攻撃的な態度になりやすい場面では気持ちをクールダウンさせてくれるきっかけにもなるはず。

優しい声で話すことは、夫婦の関係をよくしたい、仲直りしたいというときにはまず、押さえておきたいことです。

 


「夫婦関係を修復・改善する方法」に戻る

TOP