
夫婦関係の問題に休息はありません。こんな時どうしたらいい?誰にも相談できない夫婦の悩みをちょっとだけ軽くできたら。LifeDesignLaboの読む夫婦カウンセリングです。

「これってモラハラ?」夫(妻)の言葉に傷ついています
「うるさいなぁ」「使えない」「バカなの?」
夫や妻から投げられる心ない言葉は、口にする側が思う以上に受け手の心を傷つけてしまうことがあります。
「どうしてこんな言い方をされるのか……」
言い返して口論になるならまだ良い方で、 ショックすぎて何日もその言葉が頭から離れない。思い出すたびに心が削られる感じがして辛い、というケースも少なくないのではないでしょうか。
夫婦間での批判的な言葉や攻撃的なコミュニケーションは、時に私たちの自尊心を大きく削り取って、夫婦の関係に重大なダメージを与えてしまう場合があります。
「バカと話すのは疲れるんだよ」
些細なことから発展した口論や、意見の行き違いがあったとき、夫から(妻から)強い口調で批判的な言葉をぶつけられた、という経験は多かれ少なかれ誰にでも経験はあるのかもしれません。
でも中には、およそ夫婦間で用いられるワードとは思えない言葉を投げつけられたというケースもあります。
「バカと話すのは疲れるんだよ」
「使えねぇな、そんなこともできないの?」
「頼むから消えてくれ」
いずれも人格を否定するかのような言葉ですが、もしこんな言葉を不意に投げつけられたら、心が大きなダメージを負ってしまうのもムリはありません。
ネガティブな言葉や感情には強い力があって、それが夫や妻からなら尚のこと。
「夫がこんなにキレるのは、私がいけなかったからだ」
「こんな扱いを受けるのは、私に落ち度があるからだ」
「妻がこんな事を言うのはもう好きじゃないからだ」
こんな風に、向けられた怒りや苛立ち、不満といった感情を、自分の責任のように感じてしまったり、その言葉がまるで「自分を定義する正解」として受け入れてしまうことがあります。
怒っているのも苛立っているのも、感情はそれを感じている側の持ちものであり、責任です。夫の(妻の)不機嫌は「夫の(妻の)課題」であり、責任ということになります。
ところが、夫婦の間では、相手の「ネガティブな感情」を、「自分の問題」として引き受け、溜め込んでしまう場合がありますが、それではまるで自分をネガティブな感情の「ゴミ箱」にしているようなものだと思うのです。
主語を入れ替えて自分を取り戻す
パートナーからネガティブな言葉を向けられ続けると、私たちはいつの間にか、その言葉が「自分を定義する正解」であるかのような錯覚に陥ってしまうことがあります。
とりわけ夫婦という密接な関係においては、相手の言葉を鏡のように受け止めてしまいがちです。「私は、こんな酷い言葉を投げられるにふさわしい人間なのだ」と、いつの間にか自分を低い場所に置いて、そこが自分の立ち位置のように思い込んでしまうこともあるかもしれません。
でも、そんな心のダメージも、誤ったポジショニングも、捉え方ひとつで回避することができます。
そのための一歩が、「主語」を入れ替えてみることです。
「本来の場所」に戻る。
夫や妻というのは、本来、誰よりも私たちを尊重し、大切にしてくれるはずの存在です。そんな相手から否定的な言葉や攻撃的な感情をぶつけられれば、心が深く傷つくのもムリはありません。
けれど、ここで思考の向きを少しだけ変えてみます。
「『私』が酷い言葉を投げかけられ、蔑ろにされる存在なのだ」と考えるのではなく、「『夫(妻)』が、身近な家族にさえ酷い言葉を投げずにはいられない状態なのだ」と言う具合です。
酷い言葉も、ネガティブな感情も、それを発する側の心にある問題であり、責任です。
主語を自分から「相手」へとシフトすることで、その言葉はあなたを定義する支配力を失い、代わりに「相手サイドが抱えている課題」が浮かび上がってきます。
あなたに向けられたナイフのような言葉は、決してあなたの価値を映す鏡などではなく、夫が(妻が)抱えているストレスや、何らかの心の傷つきが溢れ出ただけなのだと思うのです。
そこにはもちろん、取り組むべき夫婦としての課題もあるはずですが、それでもここはまず、相手のネガティブな感情や否定的な言葉を引き受けることをやめて、自分を「大切にされるべき存在」という本来の場所に戻してあげましょう。
そうすることが夫婦の関係に取り組む上でも、とても重要な第一歩になります。
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