夫婦関係の問題に休息はありません。こんな時どうしたらいい?誰にも相談できない夫婦の悩みをちょっとだけ軽くできたら。LifeDesignLaboの読む夫婦カウンセリングです。
「離婚したい」
そう告げられて、冷静でいられる人はいないでしょう。感情的に相手を問い詰めてみたり、あまりのことに頭が真っ白になってしまうのも無理はありません。
けれど、突然の離婚申し立てに対して、関係を修復したい、あるいは、建設的な話し合いをしたいと考えるなら、まずここは踏ん張りどころです。
なぜ離婚を望むに至ったのか?
実は密かにあなたも離婚を考えていたのでなければ、まずは相手がどうして離婚を望むに至ったのか、その背景にあるココロを知ることが、初めの一歩になります。
良好な関係を保っているのに離婚を考えることはないはず。そこには離婚を考える程、傷ついたり、追い詰められたココロが隠れているのかもしれません。
また「離婚するしか方法がない」と感じるほどに、大きな悩みを抱えているのかもしれません。
ここは冷静に、まずはクールダウンのための時間を確保すること、そしてゆっくり問題に向き合うことが大切です。
避けるべきは、感情的に相手を責めること。そして、自暴自棄から納得しないままに離婚を受け容れてしまうことです。
それを言質に「あなたも納得したでしょ?」となることだけは避けなければなりません。
向き合うには時間が必要
離婚を考えるほどの問題が今のふたりにはある。そんな現実と向きあうのは、とても勇気のいることです。だからこそ、離婚という選択を相手は提案しているのです。大変な思いをして向き合ってみても、どうせ何も変わらない、そう感じているのかもしれません。
永い時間をかけて積み上げてきた問題を解決するのは決して簡単なことではありませんし、とてもエネルギーの必要なことです。でも、だからといって、手がないわけではありません。
まずはふたりの間にある問題と向き合うための時間を確保しましょう。
「あなたの気持ちはわかった、でも、今は考えられない。」
そう切り出す勇気を持ちましょう。たとえ相手が急いでいたとしても、そのペースに合わせる必要はありません。大事なことだからこそ、大切に扱って何も悪いことはないのです。
まず、気持ちを整える
「離婚したい」そんなショッキングな言葉に、心は少なからず傷ついています。心が痛むと、誰でも相手を責めたくなります。そうでなければ自分を責めるしかないからです。
ここでは、誰も責めるのではなく、労ることが必要です。
なぜそんなひどいことを言うのか、と相手を責めたくなったら、少し時間と距離をおいて心の回復に努めましょう。
私の何がいけなかったのだろう、と自分を責めてしまいそうになったら、相手の不満を自分事として受け取らず、ただそのくらい相手も苦しいんだ、とそんな見方をしてみましょう。
気持ちを整える。
大きなテーマと向き合うには、まずそこからです。