自分の態度に意識的でいること
声に感情が宿る様に、態度には心の状態が映し出されます。
夫婦の関係がどこかうまくいかない、ギクシャクするという時には感情的な衝突以上に、不自然な態度や良くない態度の応酬が繰り返されている場合があります。
対話をする時、話を聞く時、自分がどんな態度で相手と向き合っているかを意識することはあまりないものです。ひょっとしたら自分で思う以上に、ぞんざいな仕草、悪い態度を取ってはいないでしょうか?夫婦関係の方向付けをするのは、そんなちょっとした態度の積み重ねなのかもしれません。
態度が印象をつくる
肩をすくめて首を傾げる。
腕を組み上体を反らして話を聞く。
その態度が、どんな印象を相手に与えているか?を客観的に見つめることができたら、果たしてその仕草をあなたは選択するでしょうか?
私たちの態度には、無意識の心の動きが映し出され、そしてその態度によって私たちの印象は決まります。夫婦の関係に違和感や憤りを感じ始めるきっかけというのは、多くの場合そんな「ちょっとした態度」であることがほとんどです。
けれど私達の多くはまた、自分自身が知らず知らずのうちにどんな態度をとっているのかについて、あまりに無頓着なのかもしれません。
パートナーの態度が気に入らないとき
「上から目線でバカにしてる 」「どうせ私には興味ないんでしょう?」
そんな風にパートナーが見えると、誰だって気分は良くないし腹も立つものです。
けれど、夫婦の関係を良くしたいと考えるなら、ここは一歩下がってふたりの様子を俯瞰してみる目を持ちたいところです。気分が良くない、腹が立つ、と感じているときの自分は、どんな顔をしているでしょう?どんな態度をとっているでしょう?
パートナーの「気に入らない態度」を、自分自身の態度を見直すきっかけにできたなら。
夫婦の関係はきっと、良い方に動き出すはずです。