読む、夫婦カウンセリング。

夫婦関係の問題に休息はありません。こんな時どうしたらいい?誰にも相談できない夫婦の悩みをちょっとだけ軽くできたら。LifeDesignLaboの読む夫婦カウンセリングです。


夫や妻に怒っていることを認識することが夫婦関係を修復する

「怒る」コミュニケーションの問題

良くない、と分かっていてもなかなか止められない「怒る」コミュニケーション。

なぜ怒ってしまうのか、と言うところは、後で考えることとしますが、まず怒りの感情を表現するコミニケーションというのは、どんな場合でも、どんな人間関係でも、決してポジティブな結果を生み出さない、と言うことを理解しておく必要があります。

前提として、怒りという感情は他者を遠ざけるエネルギーをはらんでいます。

たとえそれが自分に向けられたものでなくても、怒っている人のそばには近寄りたくないものですが、ましてそれが自分に向けられた感情なら、一刻も早くその場から逃げ出したいと感じるのが自然というもの。

ですから、もしあなたが良好な関係を守りたいと考えているのであれば、まずその感情をありのままに表現するのではなく、自分の中で一旦受け止めてから、できるだけ安全なカタチに変えてコミニケーションすることが大切です。

ところが怒りの感情というのは、時に高い依存性のある感情でもあります。

 

怒りがもたらす高揚感に酔ってしまう

怒ることはよくない。でも、やめられない。

前述したとおり、怒りは人を遠ざける感情なのですが、同時に人をコントロールできてしまう感情でもあります。「怒ることをやめられない」のは、怒りのエネルギーを使えば容易に他者に行動を促すことができるからかもしれません。

また、イライラやモヤモヤが溜まっていると、怒りを使ってそれを吐き出したくなります。そして吐き出せば幾分すっきりもしますから、知らず識らずのうちに怒りのコミュニケーションがもたらす高揚感に酔ってしまうこともあるのかもしれません。

 

怒りとどう付き合っていけばよいのか

やめたい、でもやめられない。

怒りという感情とつきあうのは、とても難しいものです。

アンガーマネージメントという言葉が一般的になり、怒りをコントロールすることが重要であるという認識が広がるとともに、怒りの感情の取り扱い方についても関心が高まっているように思えますが、それでも怒りの感情と上手く付き合うことは簡単ではありません。

多くの場合私たちは、自分の中に芽生える怒りの感情を持て余しているように思えますが、その背景には、怒りがとてもネガティブなもので、できるなら無い方が良いもの、我慢しなければならないもの、という誤解があるのではないかと思います。

 

怒りにも役割があるとしたら?

怒りの感情も他の感情と同様に、私たちにとってとても大切な感情のひとつです。

『インサイド・ヘッド(Disney/Pixer)』というアニメーション映画をご存知でしょうか?

ライリーというおんなの子の頭の中で暮らす「イカリ(怒り)」「カナシミ(悲しみ)」「ヨロコビ(喜び)」「ムカムカ(嫌悪)」「ビビリ(恐れ)」の5人が、協力しながら彼女の成長を見守ると言う物語ですが、この物語の中で「イカリ(怒り)」が担っている役割は、その燃えるようなエネルギーを使って主人公に行動を起こさせることです。

怒りには、他者を動かすだけでなく自分自身を動かす効果もあるわけです。

そしてもうひとつ、怒りにはとても重要な役割があると私は思っています。それは、悲しい気持ちを覆い隠す役割。

インサイド・ヘッドで怒りは、ライリーに家出という行動を促しますが、その背景には親子関係や学校でのツラい出来事に傷ついた気持ちがありました。

私たちは同時に複数の感情を感じることができませんから、怒りはその大きなエネルギーで、恐れや不安そして悲しみを覆い隠してくれるのです。

もし怒りがなくなってしまったら?

その下に隠れている、もっと感じたくない感情が溢れてしまう。

だからこそ、怒ることをやめられない、怒りの感情を遠ざけられないのかもしれません。

 

怒りの感情の下を見てみる勇気

良くないのは分かってるのにやめられない。

コントロールが利かないほど怒ってしまうようなら、まずはその背景に何があるのか?怒りの下に隠れた感情に目を向けてみる勇気も必要です。

「泣きたいほど悲しい。でも、泣くことができない。」

そこにはこれまで見ないようにして、わだかまってきた感情や、傷ついた気持ちが隠れていて、使い慣れた怒りの感情を使って、悲しい気持ちを吐き出しているのかもしれません。

でも、そんな方法で心のバランスを取るより、きちんと悲しい気持ちに向き合うほうが、何倍も良いはず。

怒りは人を遠ざける感情で、悲しみは人と人を結びつける感情。大切な人との関係をより良くしようと考えるなら、どちらを選択するのが良いかは、明らかなのだと思います。


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良くないと分かっているのに怒ってしまいます。