これから夫婦の関係に取り組んでみよう、と考える時、何から話せば良いのか?夫婦で一緒に受けるほうが良いのか、それとも別々で受けたほうが効果的なのか?戸惑い、不安に感じることもあるのではないでしょうか?
こちらでは、初めてカウンセリングに取り組むおふたりの参考になるよう「夫婦カウンセリングの実際」として統計データの一部を公開させていただいています。
1. どんなご相談が多いのか? 2. ご夫婦で取り組むか?別々で取り組むのか? 3. 何回くらい通うのか? 4. ご利用者様の声
1.どんなご相談が多いのか?
離婚をテーマにしない関係修復に関するご相談が全体の7割に及びます。夫婦のカウンセリングというと、どこか重い印象を持たれるかもしれませんが、私たちのカウンセリングルームにお越しになるご夫婦の多くは、夫婦仲を良くしたい、良い関係に戻りたい、というテーマをお持ちになることが多いようです。
いっぽうカウンセリングをうけるきっかけとなった出来事としてもっとも多いのが「浮気」、次いで「価値観の違いを感じるようになった」で、「ケンカが増えた」「対話が減った」などコミュニケーションに関する問題、「キレる」「手をあげられた」などのハラスメント、「育児に関する行き違い」が続いています。

2.夫婦で取り組むか?別々で取り組むか?
ご夫婦でお越しになる割合はおおよそ3割、全体の約半数が、女性のお客様です。いっぽう、男性単独でのご来談も3割弱いらっしゃいます。一般的に男性はカウンセリングに消極的と言われますが、真摯に夫婦の関係に取り組まれる男性は年々増えているようです。

3.何回ぐらい通うのか?
初回のオンラインカウンセリングを除いたご来談回数は、平均で3.5回。回数別では、もっとも多いのが3回(41.2%)、次いで4回(20.6%)、6回以上、2回、1回と続いています。ご相談テーマにもよりますが、3回から4回でひと区切りがつくケースが多くなっています。

4.夫婦カウンセリングお客様の声
ご夫婦の問題に、勇気を持って取り組まれたご利用者様の声をいくつかご紹介します
カウンセリングに夫を連れて行くことができて、本当に良かったと思います。あの時の私の決断を褒めてあげたいと、いつも思い返しています。夫に変わって欲しいと思っていた私は、私の問題と向き合うことが必要でしたし、同時に夫にも、夫のテーマを扱っていただくことができ、そのおかげで本当にまた、二人で向き合うことができています。
(ご夫婦でご来談 40代 Sさま)
あの頃夫はとりあえずカウンセリングに行っておけば私の気が済むだろう、くらいのつもりだったんだと思います。そんな私たちでしたが、先生のご提案はいつも鋭く、また、仕事にも役に立つものが多く、後半は、夫もお伺いするのを楽しみにしている様でした。もう離婚しかないのかと、とても暗い気持ちでしたが、今は未来がとても明るいものに感じています。
(ご夫婦でご来談 30代 Jさま)
カウンセリングの中で、もう一度自分を見つめなおし、私が望む前に進む選択肢を、先生が一緒に真剣に考えてくれたことで、現実が再び望む方向に、動き出しました。 ただ話をする、聞くだけでなく、様々な心理ワークを通して、『自分を見つめる、まるで、俯瞰する眼を作り出すこと』を教えていただいたように思います
(おひとりでご来談 40代・女性 Gさま)
カウンセリングルームに訪問することは、僕にとって自分が知らない、気づいていない妻の心を知るための取り組みでした。それまでずっと、彼女が何に不満を持っているのかわからずに、ただのわがままだと感じていたことの背景に、僕には見えなかった苦しみがあることに気づき、やっと僕たちの間にある問題の本質を理解することができました
(おひとりでご来談 40代・男性 Yさま)