観念は万能ではない

今日はちょっと心理的なお話を。

観念、というのは、私たちが持っている「考え方」や「もののとらえ方」を指していますが、その観念こそ、それぞれ異なる個性や価値観の違いを大いに映し出しています。

例えば「仕事」に関する観念を見た場合、

仕事とはやりがいのあるものである。
という、観念もあれば、

仕事とは苦しいものである。
という、観念もあります。

どちらが正解でも間違いでもなく、それぞれの考え方、捉え方、価値観が反映しているわけですが、問題になるのは、私たちが、自分の「観念」こそが、正しくて、そうでない「観念」を持っている相手を間違っている、と判断しやすいことです。

そういった場合、もちろんその相手から見ても、私たちの「観念」は間違っている、ように見えている可能性があるわけで、お互いが相手を批判したり、変えようとすることによって、対立や軋轢が生まれることになります。

観念、というのは、確かに私たち自身にとっては”真実”なのだけれど、それは必ずしも、すべての人にとっても”真実”とは限らない、ということを、認識しておくことが大切。

それはビジネスでも、
プライベートでも、

同じなのだと思います。

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