【インセンティブやボーナス】で年収をカバーできると考えていた。

転職の失敗 給与の確認不足

転職の失敗(2)給与条件の未確認

インセンティブやボーナスを年収に合算されていることに気づかなかった。。

 

転職の失敗、、としてもっともダメージが大きいのが給与に関するテーマではないでしょうか。

入社前に聞いていた月収が入社してみたら低かった、なんてことはそうは多くないと思いますが、インセンティブやボーナスを含んだ総額をイメージしていたら、業績が伸びずに年収が思う程伸びなかった、、なんてケースは相当あります。

年収表記をする企業が増えているのも、勘違いを引き起こす原因になっていると思いますが、意図的にボーナス表記を曖昧にすることで募集時の年収条件を高く見せている企業もあるのではないかと推察します。

もちろん、採用側も必死ですから、良い人材を獲得するために少しでも条件は良く見せたいでしょうから、この辺りに目くじらを立ててみるより、受け手であるわれわれの方が、見る目を鍛えていくことが大切ではないかと思います。

 

例えば、こういうケース。

 

【給与モデル】

■想定年収
500万円~650万円

■賞与
年2回(基本的に4ヶ月を想定)

 

条件表記として、一般的な書き方ではありますが、これだけをみると、年収500万〜650万に賞与が含まれているのかどうかは分かりません。仮に含まれていないとすれば、年収500万として月収41万6000円の4ヶ月分の166万が賞与になりますので、トータルにすれば666万ということになります。逆に含まれていないとすれば、月収は31万、賞与125万となり月収で10万の差ができることになります。

 

▶︎賞与含まない場合(年収500万モデル)

月収41万

賞与166万

合計年収666万

▶︎賞与を含む場合(年収500万モデル)

月収31万

賞与125万

合計年収497万

 

と、こうやって整理して客観的に見てみると、年収表記しているわけだから賞与はもちろん含んでるもんでしょう?と後者のケースが妥当なんじゃないかって気がしてきますが、、実際に求人票を見ている時にはなぜか500万+賞与何じゃないかという気になるから不思議です。

 

そう、人は無意識のうちに、自分が見たい世界を見ているもので、知らず知らずのまま都合のよい条件を当てはめて判断してしまうことが多々あるわけです。

 

また、賞与というシステム自体がそういった「希望的観測」を助長しやすいものです。会社の業績によって当然上下するのが賞与です、上記の給与モデルのように月収の◯ヶ月分と記載されている場合は最高で全額支給、業績次第では減額になることだって当然あるわけです。

ましてインセンティブ制度であるならば、業績が上がらなければ限りなく0に近づくことだってあります。

ボーナスやインセンティブ制度というのは、企業によっては毎年変更になることもあるくらい、流動的なものです。入社前にしっかり確認しておく必要があります。

 

面接で条件面について確認しすぎると心証が悪くなるのではなないか?と心配になることもあるかもしれませんが、日本企業の場合(外資も含め)、入社時を逃せば条件の再交渉の機会はほとんど与えられないのが実情です。入社後のモチベーションにも関わることなので、ここはしっかりと確認しておきたいところです。

もしこのあたりの質問を機に、評価が下がる様なことがあるとすれば、その企業では入社後かなり苦労する可能性が高い。未来に起こりうる問題を回避する意味でも、勇気を持って臨んでください。

 

もちろん、質問の仕方や言葉の使い方には細心の注意は必要ですし、何よりあなた自身の評価が一定以上高まった後でなければ効果的ではありません。

 

ぜひ獲得したい、と思わせたあとに、条件の話は置いておきましょう。

 

 

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