何が自分に合っているのか、段々わからなくなってきた。

転職の失敗 自分の強みがわからない

転職の失敗(3)強みがわからない

何が自分に合っているのか、段々わからなくなってきた。

転職活動を続けてくると、何が自分に合っていて、自分の強みがどこにあるのか分からなくなってくることがあります。

この傾向は、優秀なセールスマンや顧客対応を得意とするサービス業や販売業に従事してきた方に多い様に思うのですが、それはおそらく「個別化」の才能が前面に出過ぎているのではないかと思います。

「個別化」というのは、相手の考えていることや要望、ニーズを無意識で理解できる才能です。この才能を持ち合わせている人は、顧客の不足感や願望を察知することに長けているため、営業であるならばトップセールスに、販売やサービス業でも著しい実績を残すことができます。

ところが、この「個別化」の才能には、相手のことが理解できすぎる。という側面があります。

営業であれば、顧客ニーズが見えすぎて自社製品が勧められない。顧客の立場に立ちすぎることで自社にマイナスな条件でも受け容れてしまう、といった問題が生まれることもあるのです。

そんな「個別化」の才能が、採用面接で前面に出てくると、

 

知らず知らずのうちに、相手企業が求める人材像に自分を合わせて行く。

 

ということが起こります。

 

もちろん、入社した企業であれば、その才能は遺憾なく発揮されて行くのですが、採用前、しかも複数社の面接を受けている段階でこの個別化が出てくると、「相手企業の望む姿」に自分を合わせて考えることによって、自分自身の希望や願望、そして「強み」まで見失ってしまう、ということにもなってしまう。

 

もし今、あなたが自分の強みって???

 

と感じているとしたら、もしかするとそれは、相手の要望に合わせすぎた結果なのかもしれません。

 

そんな時にはもう一度、どんな働き方をしたいのか?

自分の強みは何なのか?

を振り返ってみる時間を持つことです。

 

様々な適正テストや強みの発見ツールがありますので、

気になるものを試してみることも良いでしょう。

 

そして何より、これまで経験してきたこと、失敗や葛藤の経験としてほろ苦い気持ちが残っていることの周辺で、何を成したかったのか?につい手振り返ってみると、あなたが人生で大切にしたい信念や理想、そして強みを見つけることができるかもしれません。

 

 

 

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