悔しい、悲しい、腹が立つ。
そんなネガティブな感情を、好んで感じたいという人はいないと思います。
誰だってそんな気分になることなく、楽しく、うれしく、ポジティブな気分で過ごしたい、と考えているのではないかと思います。
けれど人は、そんな願いとは別に、日々ネガティブな気分や感情に出合い、時にはそんな気持ちに心を支配されてしまうことも少なくはありません。
では、そういったネガティブな感情に意味はないのか?というと、決してそうではないようです。
心理学者や世界中のカウンセラー、コーチからの最新のレポートによると、ネガティブな感情にはとても大きな力、それも私たちの人生において欠かすことのできない力が潜んでいるとされています。
例えば「悲しみ」には、他者に共感し、傷ついた心を癒す力が、また「怒り」には、無用な衝突を避けるために相手を威嚇する心理的な作用があるそうです。
ネガティブな感情を避けるのではなく、それもまた必要な感情なのかもしれない、捉え方を変えてみると、胸のつかえも幾分楽になるかもしれません。