昨日のコラムで、観念はひとそれぞれ違う、ということを書きましたが、今日ももうひとつ「観念」について。
時間と観念をテーマにしてみたいと思います。
さて。
唐突ですが、皆さんにとって「1分」は、短いですか?それとも長いですか?
長い、、と言う方はあまりないのかもしれません。
感覚的に、短い、とそう感じた方が多いでしょうか?
あるいは、そう言われても、状況によって違うし、と答えを出せなかった方もあるかもしれません。
大丈夫、
どの答えも正解です。
例えば、朝の時間。
電車に乗り遅れる!という時の、1分は確かに短すぎるほどですが、クレームを受けて謝っているときの1分は信じられないほど長く感じるでしょう。
つまり、時間もまた観念であり、
観念であるということは、”真実”は人それぞれ。短いと感じるのも、長いと感じるのも、どちらも正解。決められない、というのもまた、正しい。
もちろん、1分は60秒、というのは誰にとっても変わらないのだけれど、置かれた環境や心理状態によって、それをどう感じるか?は変わる、ということ。
時間という全世界共通で変えることもできないものでさえ、それぞれ捉え方が違うわけですから、そもそも曖昧な私たちの考えやものの見方が、ひとつの基準で不変であると考えることの方が不自然ですよね?
そう理解しておけば、
ピンとこない相手の態度や考えにも、少し歩み寄る気持ちにもなれるかもしれません。